里親になるためのガイドライン
本ガイドラインは、動物の福祉向上のための一般的な指針を示すものであり、個別の譲渡条件は里親募集者と里親希望者との協議により決定されるものとします。
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住環境と安全管理について
■ ペット飼育可物件であること
ペット不可の住宅(内緒での飼育)は絶対にお断りしています。
トラブルによる転居や退去命令など、最終的に一番の被害を受けるのは動物たちです。
集合住宅の場合は、必ず規約を確認し、許可された範囲内で飼育してください。■ 脱走防止対策の徹底
玄関や窓への脱走防止ゲートの設置など、その動物に合わせた物理的な対策をお願いしています。
「うちは大丈夫」という過信が、取り返しのつかない事故を招きます。
命を守るための必須条件としてご理解ください。■ 自宅訪問の受け入れ
動物が安全に暮らせる環境かどうかを確認するため、譲渡前に里親募集者がご自宅を訪問させていただきます。
この訪問を受け入れていただくことが譲渡の条件となります。 -
2
家族の同意とライフスタイル
■ 家族全員の同意
同居されるご家族全員の賛成が必要です。
誰か一人でも反対している環境では、動物も家族も幸せにはなれません。
ご自身の満足だけでなく、家族全員で迎え入れる準備を整えてください。■ 留守番時間と孤独への配慮
犬や猫は、長時間の孤独に耐えられる生き物ではありません。
特に犬は群れで生きる習性があり、長時間の留守番は大きなストレスとなります。
ご自身のライフスタイルが、その子のお世話や触れ合いの時間を十分に確保できるものか、今一度ご検討ください。■ 毎日のケア(運動・ブラッシング)
犬種に合わせた毎日の散歩や、長毛種のブラッシングなど、日々のケアは欠かせません。
これらを「義務」ではなく「コミュニケーション」として楽しめる余裕が必要です。 -
3
健康管理と法的手続き
■ 生涯にわたる健康管理
人間同様、動物も病気になり、歳をとれば介護が必要になります。
「仕事が忙しいから看病できない」「自分が高齢で世話ができなくなった」という事態にならないよう、万が一の時のサポート体制も含めてご検討ください。
■ 法的手続きの遵守
譲渡後は速やかに、法令に基づきマイクロチップの登録情報の変更手続きを行うとともに、犬の場合は狂犬病予防法に基づく登録および毎年1回の狂犬病予防接種を実施してください。
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4
費用の負担について
■ 医療費と保険
動物の医療費は全額自己負担であり、高額になるケースも珍しくありません。
(例:骨折の手術で数十万円、慢性疾患で毎月の通院費など)万が一の事態に備え、医療費の積み立てを推奨しています。
■ 日常の飼育費用
フード代、トイレ用品、トリミング代(長毛種の場合)、旅行時のペットホテル代など、毎月の固定費がかかります。
経済的な不安がないか、同種のペットを飼育している知人に話を聞くなど、事前のシミュレーションをお勧めします。
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5
譲渡の流れと信頼関係
■ トライアル期間の報告
トライアルは「相性確認」だけでなく「信頼関係の構築期間」でもあります。
期間中は、写真付きでの近況報告をお願いいたします。■ 譲渡後のアフターフォロー
正式譲渡後も、定められたタイミング(1週間後、1ヶ月後など)で元気な姿をご報告ください。
私たちは「渡して終わり」ではなく、里親様と一緒にその子の幸せを見守りたいと考えています。